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映画「詩季織々」が面白かった話

shikioriori.jp

なんとなくスマホで新作映画の情報を検索してたら、詩季織々という聞いたことないタイトルのアニメ映画を見つけ、新海誠リスペクトということらしいから、これは見なければと思った。

8月4日土曜、上映日にキネマ大森で鑑賞。大々的に宣伝してなかったのもあって、上映開始したときにはシアターには10人程度しかいなかった。

内容は中国製アニメ短編集で、それぞれタイトルは『陽だまりの朝食』、『小さなファッションショー』、『上海恋』。

『陽だまりの朝食』。主人公がビーフンを中心に、自身周辺の過去を振り返っていく話。主人公が話中で活躍するわけではなく、ナレーションしながら物事の成り行きをひたすらに傍観するような構成だったから、若干影薄かったなぁ、と。あと、ビーフンのアニメ描写が拘りまくっててるのは十二分伝わった。食材の絵とか調理のカットとか、湯気とか、観てて割とお腹空いた。

『小さなファッションショー』。有名なファッションモデルの主人公が、ライバルの出現に挫折し、仕立て屋の妹と奮闘する話。とにかく姉妹が可愛いし、性格が対比しているのも良い。マネージャがオカマなのは言わずもがな。

『上海恋』。昔のカセットテープから始まる過去の苦い思い出の話。
最後のオチはすれ違いすぎて「すれ違ってんなー!」と心中で叫んでた。主人公とヒロインがカセットテープで会話のやり取りをするのって、なんだかオシャンティ。あと、「君の名は」を意識してるような印象もあった。

統括すると、アニメで見る中国のヒューマンドラマな感じで、もっと話題になって欲しい良作だった。盛り上がりはそこまでなかったが、惹き込まれる魅力は十分にあった。

というわけでもっと流行れ。